生前整理の気になる費用は?
生前整理の気になる費用は?
生前整理は最近メディアでも取り上げられることが多くなってきています。
それによって、ネットで生前整理について調べる人も増えています。
調べてみると、なかなか手間がかかる生前整理。
そんな時にサポートしてくれるのが、生前整理業者です。
この記事では、生前整理の料金相場や業者を選ぶポイントなどご紹介します。
生前整理とは?
生前整理とは、ご自身が他界した後に遺族が遺産の整理や相続や持ち物を整理しておくことを指します。
また、残す遺品や相続に自分の意思を反映できることは、これからの人生を安心して過ごすことにもつながります。
マイナスなイメージを持つ人も少なくありませんが、万が一に備えて持ち物を整理しておくの他界後の片付けだけを見据えた行為ではありません。
生前整理で行うこと
生前整理で行うこと | 行う内容 |
家財の整理 | 家の整理整頓 |
財産の整理 | 財産の把握・整理・譲渡 |
不用品の処分 | 整理整頓で発生した不要な物の処分 |
デジタル整理 | SNSのアカウント、証券口座、月額払いのサービスなどの把握・整理 |
財産目録の作成 | 現在自分が所持している財産の一覧を作成 |
遺言書の作成 | 上記の財産の処分に関する自分の意思を、法律で定められた形式に沿って記入する |
エンディングノートの作成 | デジタル整理で把握したアカウント情報とパスワードのセットや、死後の自分の希望をノートに記入しておく |
生前整理の費用相場は?
生前整理を業者に依頼した場合、費用はどのくらいかかるのか。
業者に依頼した場合、費用は間取りによって変わってきます。
生前整理業者のサービス内容
・家財の整理整頓
・不用品の処分
・デジタル整理
・遺言書の作成
・財産目録の作成
多くの人が、生前整理業者のサービス内容は家財の整理整頓や不用品の仕分け・処分だけだと思っている方がほとんどではないでしょうか。
近年では、スマホやパソコンにあるデジタルデータの整理にも関心を持つ方が増えてきています。
費用相場
間取り | 料金相場 |
1K | 30,000~80,000円 |
1DK | 50,000~120,000円 |
1LDK |
70,000~200,000円 |
2DK | 900,000~250,000円 |
2LDK | 120,000~300,000円 |
3DK | 150,000~400,000円 |
3LDK | 170,000~500,000円 |
4LDK以上 | 220,000~600,000円 |
※部屋の家財の量や搬出経路などによって金額は料金相場より高くなることもあります。
上記の金額は作業費を含む人件費・車輛費・回収運搬費・廃棄物処分費を合わせた料金目安になります。
デジタル整理
デジタル整理は別途料金となります。
デジタルデータの整理を生前に済ませておくと安心です。
デジタル整理の内容 | 料金相場 |
ログインパスワードの解除 | 18,000~21,000円 |
各種データの移行 | 10,000~18,000円 |
ネットサービスのID・パスワード調査 | 18,000円 |
複数回依頼するより、一度にまとめて依頼すると割安になるでしょう。
財産目録の作成
料金:50,000~100,000円
財産目録の作成の費用は、財産の項目が多かったり、作成に時間がかかる複雑な内容になると費用は増加します。
遺言書の作成
依頼先 | 特徴 |
料金相場 |
弁護士 | 法律の専門家のため、法的な信頼度が高い。費用は高額だが、相続に関する相談に対応。 | 10,000~300,000円 |
司法書士 | 不動産取引の専門家。遺言書の財産項目に不動産が含まれている場合は、不動産の特定を含めた遺言書の作成を依頼できる。 | 70,000~100,000円 |
行政書士 | 比較的費用が安い。特に調査を必要としない簡素な遺言書であれば、さらに割安になる。 | 70,000~100,000円 |
信託銀行・信託会社 | 遺言書の作成だけでなく、保管・遺言執行も含めた料金。国家資格ではないため、担当者の質が重要。 | 1,300,000~1,800,000円 |
生前整理業者の選び方
生前整理業者といってもたくさんいるため、どの業者に頼めば良いか迷ってしまうと思います。
ここでは、業者を選ぶ際のポイントについてご紹介いたします。
資格の有無
優れた品質のサービスを提供する1つの基準となる資格。
・生前整理アドバイザー
・整理収納アドバイザー
・ライフオーガナイザー
・遺品整理士(生前整理にも詳しいため)
買取サービスを行ってくれる
生前整理業者は、物の片付け・処分だけでなく、不用品の買取を行ってくれる業者を選ぶと良いでしょう。
請求金額から相殺することによって、費用も抑えることができます。
家電や家具、骨董品、貴金属など、買取対象となります。
リサイクルショップなどに、自分で持ち込むのも良いでしょう。
内訳が詳細に記載されている見積書かどうか
まず、見積書を出してもらえるか。
見積書を出さずに、口頭だけで金額を伝えてくる雑な業者もいます。
見積書に記載されている内容が「一式」などと、曖昧な詳細ではなく分かりやすく記載されているか確認しましょう。
また、見積書を確認しながら作業説明してくれる丁寧な業者だとさらに信頼できることでしょう。
スタッフに会って決める
生前整理業者を選ぶ際、最も大事なのことは作業スタッフが丁寧な対応かどうかです。
値段が安かったとしても、依頼した業者の対応が悪ければ生前整理は順調に進みません。
最悪、不法投棄や不当な追加請求などといったトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
作業スタッフに会って、安心して任せられる業者か確認しましょう。
まとめ
生前整理は不要な物の処分を行うことだけではありません。
最近では、キャッシュレス化が進んできているため、デジタルデータの整理は重要になってきています。
生前整理は、何歳からでも始められます。
業者を利用する際は、この記事の料金相場を参考にして選んでみてください。
当社ユーティリティーサービスでも、生前整理のサポートを行っています。
当社の遺品整理士が見積もりから作業まで責任を持って担当させていただきます。
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