不要になったミシンの処分方法
不要になったミシンの処分方法
最近では、新型コロナウイルス感染症の拡大による「巣ごもり需要」で家庭用ミシンを購入される人が増えてきています。
マスク作りをきっかけにミシンの便利さや面白さが見直され、趣味としてミシンを愛用するまでに広がっています。
しかし、古くなって放置したままのミシンや壊れてしまったミシンは処分しなくてはなりません。
ですが、ミシンの処分方法が分からない人も少なからずいるため、この記事では、ミシンの処分方法についていくつかご紹介します。
ミシンについて
ミシンは「織物(布)、皮、紙などを糸で縫い合わせるのに用いられる機会」です。
ミシンは、ペリー提督が第13代将軍・徳川家定への献上品として贈ったのが始まりと言われ、日本では長い歴史のある家電製品となります。
ミシン針は、手縫い用の針と異なり、針の先端付近に針穴がある。
はじめに、針穴に糸を通した状態で針が布を貫通します。次に針が布から抜かれるが、このとき針・糸間の摩擦力よりも糸・布間の摩擦力の方が大きいため、糸は布の下面にループの形で余った状態になります。このループに下糸等を通して上に抜けないようにすることで糸が抜けない縫い目が形成されます。
ミシンの寿命
大量生産型ミシンは、数年しか寿命がもたないといった声を多く聞きます。
修理せずに、壊れるまで使い続ける予定であるなら、問題ありませんが、長く使い続けたい場合は、職人用ミシンなどの数十万円するミシンであれば、数十年使い続けることができるでしょう。
ミシンの種類
ミシンの種類は多く、布などを縫うミシンのほかに、布の端を始末するロックミシン、畳を縫うミシン、印付け用ミシン、縫い糸を使用せずに高熱で溶接する高周波ミシンなど、多種多様なミシンがあります。
・コンピューターミシン(家庭用ミシン)
コンピューターミシンとは、コンピューターを内蔵しているミシンで、ボタン操作や数字入力で模様を選択できるミシンです。
初心者でも簡単に使うことができ、自動で糸切りがされたり、模様を縫えたり、針の停止位置も決定できたりと操作機能は様々になります。
・職人用ミシン
仕立て屋やミシンの使用頻度の高い個人向けの直線縫い専用ミシン。
家庭用ミシンと比較すると、縫うスピードやパワー、仕上がりに優れていて、ジーンズなどの厚物でも、綺麗に縫製することができます。
・工業用ミシン
主に縫製工場に備え付けられている物を指し、直線縫い・かがり縫い・ボタン付け用などの用途ごとに専用ミシンがあります。
回転速度は職人用ミシンの倍以上あり大量に製品を生産できます。
ミシンの処分方法
ここからは、ミシンの処分方法についてご紹介します。
有料で処分する方法から、無料の方法までありますので、参考にしてください。
自治体で処分
ご存じの方も多いとは思いますが、こちらの方法は最も一般的な処分方法です。
粗大ゴミ回収依頼方法 |
1、地域の粗大ごみセンターへ、電話かネットから回収申請する 2、回収してもらいたいミシンの詳細を伝える 3、回収日時・回収場所・処分手数料を確認する 4、取扱店で「有料粗大ごみ処理券」を購入する 5、ミシンにシールを貼り、指定日時に指定場所へ出す |
以上が自治体へ回収依頼した際の、手順になります。
・直接持ち込むことも可能
自治体によっては、予約制などとルールがありますが、多くの自治体で直接持ち込んで処分することができます。
自分で持ち込むことで、手間が増えますが処分手数料はわずかですが安くなります。
不用品回収業者や遺品整理業者による回収
引越しや断捨離の場合は不用品回収業者に、生前整理や遺品整理の場合は遺品整理業者に依頼することで、家庭用ミシンや会社で不要になった工業用ミシンを回収・処分することができます。
メリット |
・自治体と違い、日時を指定でき自宅訪問してくれる ・急な仕事などの時間変更も柔軟に対応 ・その他の不用品の処分も相談できる ・手間がかからない |
さらには、買取も同時に行ってくれる業者もいるため、買取額と相殺で処分費が無料になったり、お金が還ってくる場合もあります。
デメリット |
・自治体と比べて費用は割高 ・悪質な業者もいる |
出張費や人件費などがかかる分、一定の費用が発生してしまうため、割高になってしまいます。
それでも、手間をかけたくない人やお忙しい人にとっては便利な方法になります。
下取りサービスで処分
ミシンを買い替える予定であれば、家電量販店などの下取りサービスを利用するとお得に処分できます。
壊れたミシンをいつまでも置いとく必要がなくなり、下取りに出すミシンによっては新しいミシンを安く購入できる場合があります。
ただし、処分だけの依頼は対応していませんので、注意しましょう。
オークションに出品する
オークションでも多くのミシンが出品されています。
中古ミシンは、子供の入園入学用品を手作りしたい主婦などに人気のため、入学準備シーズンになると需要が高まります。
また、嫁入り道具として受け継いだ高価なミシンであれば、買い手がつくことでしょう。
家にいながら、購入できるネットオークションは大変便利なツールです。
ただし、ミシンの詳細を記入したり、写真を撮ったり、梱包・発送したりと手間が多いため、初めての方は苦労すると思います。
しかし、慣れてしまえばミシン以外の物も出品できるようになりますので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
リサイクルショップで処分する
近所にリサイクルショップがある場合は、持ち込んで査定を受けてみると良いでしょう。
オークションなどの使い方が分からない人でも、訪問するだけで査定が受けられますので便利です。
また、事前予約などもないため、休日を利用して持っていってみると良いでしょう。
しかし、壊れているミシンは買取ってもらえません。
また、リサイクルショップには、ミシンに詳しい査定スタッフがいるわけではないため、評価価値は低く査定されてしまうことが多くあります。
査定金額に納得がいかない場合は、数少ないミシン専門店を探し、持っていくのは良いでしょう。
高く受けるかも⁉ミシンの人気メーカー
ミシン人気メーカー社 |
・グローバルシェア率№1「ブラザー」 ・家庭用ミシンシェア率№1「ジャノメ」 ・工業用ミシンシェア率№1「JUKI」 ・実用ミシンを生み出した「シンガー」 ・ユニークな機能のある「アックスヤマザキ」 ・かわいいデザインが豊富「アイシン」 ・キャラとコラボしたミシンがある「ジャガー」 ・ロックミシンで有名な「ベビーロック」 |
以上の人気メーカーであれば、高額査定も期待できるかもしれません。
まとめ
ここまで、ミシンの処分方法についてご紹介してきました。
新しく買い替える場合は、購入する店舗で下取りサービスを行ってから調べたうえで、持っていきましょう。
壊れているミシンの場合は、有料になってしまいますが、自治体で処分するか、不用品回収業者や遺品整理業者などを利用して処分しると良いでしょう。
まだ使用できるミシンについては、リサイクルショップやオークションなど利用することで、現金化できる可能性がありますので、試してみてください。
当社ユーティリティーサービスでも、ミシンの回収・買取を行っています。
その他の不用品も処分したいなどの御相談も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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