特殊清掃やゴミ屋敷における片付け
処分に困る遺品の片付けガイド
親が遺したものの扱いに困らない人はいません。
なぜなら、実家の全てのものが形見だからです。
故人の匂いがが染み込んでいるモノの、何を捨てて、何も残すべきか、悩みは尽きません。
この記事では、特殊清掃・ゴミ屋敷片付けを得意とする当店が、遺品整理の際に処分に困るモノについて、解説します。
1、遺品整理の手順
賃貸であれば退去期限を把握し、持ち家の場合は遺品整理が長期化してしまうので、期限を設けると良いでしょう。
また、孤独死やゴミ屋敷の場合は、貴重品の捜索から業者に任せてしまうのも1つの方法です。
・できるだけ自力でやってみる
まずは、貴重品の捜索をしましょう。
遺言書や土地・建物登記済証(権利証)、通帳等を、広い家の中から探さなくてはなりません。
ゴミ屋敷や孤独死があった場合は、業者に依頼しましょう。
・売却できるものは売却する
状態の良い不用品は、メルカリや買取業者を利用し売却すると良いでしょう。
・遺品整理・特殊清掃・ゴミ屋敷片付け業者に依頼
金額は勿論ですが、親身になってくれるかが、家の片付けでは重要になってきます。
貴重品の捜索から買取、お焚き上げ供養、不動産関係まで、相談可能な業者に依頼しましょう。
・仏壇じまい
仏壇は、寺や神社に依頼し、魂抜きを行えば、粗大ごみとしても自治体で処分できます。
・家を処分(売る・貸す・住む)
不動産を相続すると、固定資産税が発生しますので、家の処分は早期解決が好ましいでしょう。
2、片付けで処分に困るモノ・解決策
ここからは、遺品整理・特殊清掃・ゴミ屋敷、全てに共通する処分に困ってしまう品についてご紹介します。
知っておくと、いざという時役に立つことでしょう。
・ピアノ
もう弾くことのない実家の古いピアノは処分に困る代表的な品です。
まずは、メーカーや製造番号を記録し、置かれている場所や搬出経路などを確認し、中古ピアノの買取・販売店に査定の相談をしましょう。
買取が不可能でも、費用を支払うことで引き取ってもらうことができます。
・重要書類
機密性の高い文章や銀行の明細書など、万が一にも他人に見られたくない書類は、整理会社や古紙回収業者に連絡し、「溶解炉処分」する方法があります。
シュレッダーとは違い、溶かして処分するため、情報漏洩の心配がなくなります。
段ボール1箱で1万円程度で、溶解証明書発行も可能です。
・スマホ
Gmailを使っていて、死後のデータを消したい場合は、「グーグルアカウント無効化管理ツール」を利用しましょう。
6か月などと一定の期間を設定しておくと、その間グーグルのサービスを使わなかったら確認のメールがきます。
そこで、反応がなかったら、アカウントが無効化されるといったものになります。
家族に見られてもいい人は、エンディングノートにパスワードを書いておいたり、家族間で共有しておくと良いでしょう。
・まとめ
ここまで、片付けの専門業者として、処分に困る品3選をご紹介しました。
特殊清掃やゴミ屋敷、遺品整理の片付けの際に、参考にしていただければ幸いです。
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