古くなった畳の処分方法
古くなった畳の処分方法
畳は自然素材のため、経年劣化していくものです。
畳は古くなると擦れてしまい怪我をしやすくなったり、虫が湧いてきたりと、様々な問題が発生してしまうこともあります。
しかし、畳みを新調したくても、今まで使っていた古い畳をどう処分していいか分からない方も多くいると思います。
この記事では、古くなった畳の処分方法をご紹介します。
畳の種類で処分方法も変わる
畳には、いろいろな種類がございます。
・縁付き畳
・縁無し畳
・龍鬢表(りゅうびんおもて)
・和紙畳
・化学表
・フローリング用薄畳
・黄金表
この他にも畳には種類が多数あり、素材次第では処分方法や費用が変わります。
本畳と樹脂加工畳の違い
本畳は天然素材が使われている昔ながらの畳です。
樹脂加工畳とは、プラスチックなどを使用した現代的な畳となり、耐久性・ダニやカビ対策としても優れている畳です。
また、本畳と見た目が変わらないのが特徴です。
龍鬢表(りゅうびんおもて)は高級畳
龍鬢表(りゅうびんおもて)は、乾燥した良質のい草が使われている畳です。
一般的には、茶室の床畳。床の間に使用されています。
花や壺を置くことによる日焼けを想定されていて、天日にさらして焼いた井い草が使われています。
畳の寿命
畳は「畳床」という畳の土台部分、普段私たちが目にする表面部分の「畳表」、そして縁の「畳縁」という主に3つのパーツでできています。
この構造から、畳はそれぞれ傷んできたパーツを張り替えることができます。
畳の寿命は10年~15年程度
畳の寿命は10年~15年程度です。畳は畳の表面にあたる「畳表(たたみおもて)」と畳の芯となる「畳床(たたみどこ)」、長方に縫い込まれた「畳縁(たたみへり)」の3つの部分に分かれています。
「畳表」は何度も交換できるため、畳がいつまで使えるかは「畳床」の状態によって決まります。
畳を歩いたときに「へこみ」やフカフカとした「空気の入り」を感じたときは、畳表を張り替えても改善されません。
そのときは、畳を新調する必要があります。
畳表のメンテナンス
畳表は、畳の表面部分になるため最も傷みやすい部分です。
また、日差しによって色褪せてしまうこともあり、畳を使用してから通常4年~5年経過すると「畳表」部分を裏返しするのが一般的になります。
裏返しとは、畳表部分を裏向きにして再び使用することです。
畳表を裏返しにして、さらに5年~7年程度経過すると、畳表と畳縁を取り替えるタイミングになります。
このような畳表のメンテナンスを行うことによって、畳を長持ちさせることが可能になります。
自治体での畳の処分方法
畳はサイズが大きいため、一般ゴミに出すことはできません。
では、どうやって処分すればいいのか分からない方も多くいらっしゃいます。
ここでは、畳の処分方法についていくつかご紹介します。
粗大ゴミに出す
一般ゴミとして出すことはできませんが、多くの自治台では粗大ゴミとして受け入れています。
粗大ゴミで処分する場合、お住みの地域の自治体によって処分手数料の値段や持ち込める量、持ち込み方法に違いがあります。
自治体によっては、サイズが大きかったり、素材の関係でゴミ処理施設での畳の処分が禁止されているところもあるため、事前に確認が必要です。
畳を粗大ゴミとして処分する時は、粗大ごみ受付センターに申込んでから、所定の粗大ごみシール取扱店でシールを購入し、指定日に指定場所に運び出すことで処分することができます。
粗大ゴミセンターに自分で搬入する
畳は1枚あたり30㎏程度の重さになりサイズも大きいため、自分で搬入できる人は限られますが、自己搬入することで処分費用を抑えることができます。
自治体によっては、処分手数料が免除になる地域もあります。
業者に依頼した場合の処分方法
お急ぎの方や手間をかけたくない人は業者に依頼すると良いでしょう。
畳屋に回収してもらう
新しく畳を新調する場合は、畳屋が古い畳を処分してくれます。
新調する分、無料で回収してくれる畳屋もあれば、処分費用を徴収する畳屋もいるので、見積もりの際に相談してみましょう。
新調せずに回収だけ依頼したい場合は、畳屋によって対応は様々ですので、一度問い合わせてみましょう。
不用品回収業者や特殊清掃業者に依頼する
早急に処分したい場合や業者を探す手間が面倒に思う方は、不用品回収業者や特殊清掃業者に依頼すると確実に処分することができます。
自治体では、回収してもらいたい日時を指定することができませんが、不用品回収業者や特殊清掃業者は日時を指定することが可能で、当日に回収してもらえる場合もあります。
臨機応変に対応してもらえることがメリットですが、その分費用は割増になる場合がありますので注意が必要です。
新品に近い畳はリサイクルショップ
畳を買取しているリサイクルショップもありますが、多くありません。
畳を買いにリサイクルショップに訪れる人が少ないため、新品に近い畳でなければ、買取ってもらえないでしょう。
店頭に持っていくのに、一苦労なため事前に買取条件を問い合わせてみましょう。
出張買取を行っている店舗を探してみるのも1つの手です。
畳を解体して処分すると無料に!
畳を処分するのに、無料の方法が解体して一般ゴミに出す方法です。
畳を電動ノコギリ等を使用して、ゴミ袋に入るように細かく解体して、燃えるゴミの日に出すことで無料で処分できます。
しかし、畳は麻糸で縫ってあり頑丈なため、かなりの時間がかかることでしょう。
無料で処分できるのは魅力的ですが、手間を考えるとあまりお勧めできない方法です。
リフォーム工事で出た畳は産廃廃棄物になる
畳はリフォームで出た場合は、上記で紹介した処分方法で処分することができません。
工事で出た畳は、産業廃棄物扱いになるため自治体では処分できません。
その場合、産業廃棄物処分業者に処分してもらう必要があります。
産業廃棄物の場合、「廃棄物処分委託契約書」を交わし処分しなくてはなりません。
簡易的に説明すると、適切に処分されていることを証明するものです。
畳を産業廃棄物で処分する場合、費用も自治体等に比べると高くなります。
事前に見積もりを数社取ると良いでしょう。
まとめ
畳は10年~15年が寿命になります。
畳表をメンテナンスすることで、長持ちさせることができます。
多くの場合が、畳屋に新調を依頼した際に古い畳を回収してもらうことでしょう。
少しでも処分費用を抑えたい方は、自治体やリサイクルショップを利用すると良いでしょう。
時間に余裕のある方は、無料になる解体する方法を試してみるのもいいと思います。
畳のみを処分したくて急ぎの方や手間をかけたくない方は、不用品回収業者や特殊清掃業者に問い合わせてみましょう。
当社ユーティリティーサービスでも、畳の回収を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
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