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【神奈川県・水害・床下浸水】──発生後にすべきこと・注意点

■ 神奈川県で増える水害と床下浸水の現実

近年、神奈川県内では短時間の集中豪雨や台風による水害が増えています。

横浜市・川崎市・相模原市をはじめ、海老名や厚木などの内陸部でも「床下浸水」の被害報告が後を絶ちません。

床下浸水とは、住宅の床下空間(基礎部分)にまで水が入り込む被害のことです。

一見、床上まで水が上がっていないため「軽度の被害」と思われがちですが、実際には建物内部に深刻な影響を及ぼします。

基礎の中に溜まった汚泥、湿気、雑菌は時間とともに腐敗・発酵し、悪臭やカビ、害虫発生の原因になります。

さらに、乾燥不十分のままリフォームを行うと、木材の腐食や断熱材の腐敗が進行し、後にシロアリ被害や健康被害を招くこともあります。

 


■ 水害後、まず最初にすべきこと

床下浸水が発生した場合、慌てて片づけや乾燥作業を始める前に、まずは被害の証拠を残すことが重要です。

  1. 写真・動画で記録を残す

     家の外観、床下、浸水した部屋、家財などをスマートフォンで記録します。

     後の保険請求や行政支援の際に必ず役立ちます。

  2. 自治体・保険会社・専門業者への連絡

     神奈川県では各市区町村で罹災証明の発行を行っています。

     また、火災保険や共済に加入している場合は「水害特約」が適用されるケースもあります。

  3. 感電・漏電の確認

     電気製品や配線が濡れた場合、復旧作業中に感電する恐れがあるため、まずブレーカーを落とし、電気業者に確認してもらうことが必要です。


■ 床下浸水で起こる“見えない被害”

床下の被害は目に見えにくい分、放置が最も危険です。

  • 木材や断熱材に水分が残り、カビが繁殖

  • 汚泥の中に含まれる雑菌・有害物質の蓄積

  • 床下配線や基礎金属部分の腐食

  • 湿気により畳やフローリングが変形

  • 室内の臭気が取れない

これらは時間の経過とともに進行するため、「乾いて見える=安全」ではありません。

実際には、数ヶ月後に悪臭や床鳴り、カビによる健康被害(アレルギー・喘息)などが発生する事例が多く見られます。


■ 特殊清掃が必要となるケース

床下浸水の程度によっては、通常の清掃・乾燥だけでは不十分です。

特に以下のような状態では、特殊清掃による徹底除菌・脱臭が必要です。

  • 排水が逆流し、汚泥や生活排水が床下に流入した

  • 異臭が取れず、消臭剤では効果がない

  • カビ臭・アンモニア臭がする

  • 乾燥後も白カビ・黒カビが再発する

特殊清掃では、床下の汚泥除去・消毒・オゾン脱臭・防カビコーティングなどを行い、建物内部の衛生を根本から回復させます。

見た目を直すだけのリフォームでは、これらの内部汚染を取り除くことができません。


■ 「解体とリフォームだけで十分」は危険な理由

水害後の対応で多いのが、「解体して新しくすれば大丈夫」という誤解です。

しかし、水害の本当の怖さは“残留汚染”です。

木材内部や基礎の奥深くまで入り込んだ汚染水は、表面を乾かしても完全には除去できません。

解体前に適切な除菌・消臭を行わないと、新しい内装にまでカビ菌や悪臭が移行します。

また、臭気が残る家は「心理的瑕疵物件」と判断される場合もあり、資産価値にも影響します。

リフォーム前の衛生処理が、実は最も重要な工程なのです。


■ 正しい復旧の流れ

  1. 現地調査・被害確認

  2. 汚泥・不要物の撤去

  3. 消毒・除菌

  4. 送風・乾燥・湿度測定

  5. 防カビ・脱臭処理

  6. 仕上げ確認・再測定

この工程を正しく行うことで、再発や二次被害を防ぐことができます。

特に、除菌と脱臭の工程は経験が求められるため、専門業者による対応が安心です。


■ 安心して暮らしを取り戻すために(株式会社ユーティリティーサービス)

水害の復旧は、「早さ」と「確実さ」の両立が求められます。

株式会社ユーティリティーサービスでは、神奈川県全域で水害復旧・特殊清掃を行っており、被災直後の現場にも即日対応が可能です。

私たちの強み

  • 水害後の衛生管理に特化した特殊清掃チーム

  • オゾン脱臭・高濃度次亜塩素酸による徹底除菌

  • 床下の構造・断熱層を考慮した施工

  • 再測定による安全確認の徹底

  • リフォーム業者・保険会社との連携サポート

また、女性スタッフも在籍しており、被災したご家庭への配慮を重視しています。

単なる清掃ではなく、「安心して住める環境の再生」を目的に、一件一件丁寧に対応しています。


■ 対応エリア

神奈川県全域(横浜市・川崎市・相模原市・厚木市・海老名市・藤沢市・茅ヶ崎市・秦野市・平塚市・大和市・座間市・伊勢原市・綾瀬市・小田原市ほか)

※東京・静岡エリアからのご相談も可能です。


■ 最後に

床下浸水は「目に見えない災害」と言われます。

乾いたように見えても、建物の奥に汚染が残れば、後の生活に支障をきたします。

焦らず、正しい知識と専門家の力を借りて、安心できる生活を取り戻しましょう。

株式会社ユーティリティーサービスは、被災された皆さまの「再出発」を全力で支えます。

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